国際結婚をすると苗字はどうなるの？
夫婦別姓のメリット・デメリットは？
そんな疑問をお持ちのあなたへ
- 私が夫婦別姓を選んだ理由
- 夫婦別姓を選んで5年間海外に住んでみて実感していること
という内容をお伝えします。
※日本方式で婚姻手続きをし、夫婦別姓を選択後、海外移住した個人的見解です。
私は意外にあっさりと夫婦別姓を選択しましたが、これから国際結婚を予定されている方で苗字をどうしようかとお悩みの方は多いと思います。
国際結婚で夫婦別姓を選択した方に個人的にいままでお会いしたことがなく、もしかして割合的に少ないのかなという印象があります。
そこで、実際に夫婦別姓を選択し海外で生活して実感していることをまとめてみました。
国際結婚で苗字を決める際の参考にしてみてください
国際結婚をすると苗字はどうなるの？
外国人と結婚する場合、婚姻届を提出しただけでは苗字は変わりません。
「夫婦別姓」ということです。
外国人の苗字に変更したい場合は、婚姻日から6か月以内に「氏の変更届」を市区町村役場へ届け出る必要があります。
婚姻日から６か月を過ぎると、家庭裁判所から苗字の変更の許可が必要になります。
私は婚姻届を提出したあと、それ以上の手続きをしていないので苗字が変わっていません。
夫婦別姓を選んだ理由
ズバリ！手続きが面倒だったから
国際結婚の手続きだけでもクタクタになりました。
役所への問い合わせから始まり、書類の準備、翻訳、、、
私の場合、夫はその時母国にいたので、この書類を準備して！などの指示もしなければなりませんでした。
日本で婚姻届が受理されたあとは日本にある夫の国の大使館とのやり取り、手続きもあったと記憶しています。
もし苗字を変えた場合、さらにパスポートや銀行、運転免許証などの手続きも。
想像しただけで、大変だと思い、夫婦別姓でいいと決断しました。
移住先は基本夫婦別姓だったから
私たちは日本方式で婚姻の手続きをしましたが、結婚後は主人の国への移住が決まっていました。
移住先の国はほとんどの人が夫婦別姓を選択しています。
私も、夫婦別姓のほうがこの国では違和感がないだろうと思ったのも選んだ理由の一つです。
入籍の際、主人に苗字のことを相談すると、
「なんで同じ苗字にするの？」という反応であっさり夫婦別姓を快諾。
苗字が変わることへの憧れがなかった
結婚すると苗字が変わる！そういう憧れのようなものが特にありませんでした。
正確に言うと、憧れがなくなったというほうが正しいですかね。
初めて海外に住んだ時、その国も基本的に夫婦別姓で、こういう国もあるんだと知り、家族は苗字が同じという概念がなくなりました。
夫婦別姓を選んで実感していること
メリットは氏名変更の手続きをしなくていい
結婚したことで氏名変更の手続きをしなければいけないもの。
- パスポート
- 運転免許証
- 銀行口座
- 携帯電話
- クレジットカード
- 社会保険 等
思いつくだけでこれらの氏名変更が必要です。
もし結婚後すぐ海外移住をする、またはすでに海外に住んでいるという方には、これらの手続きはかなりの時間と労力を費やすことになると思われます。
考えたくないことではありますが、もしもお別れに…なんてことになっても同様、変更する必要がありませんね。
正直デメリットは見当たらないけど…
ひとつあげるとするなら、入籍だけでは結婚した実感が湧かないということでしょうか。
婚姻届を出したとはいえ、いままでと何の変わりもないので新婚気分は感じられないかもしれません。
私たちが結婚したんだと実感したのは、結婚式をしてからです。
自分たちもそうですが、家族も周りの人たちも結婚式をしてようやく結婚したことを実感していました。
夫婦別姓で困ったことはない
５年間海外に住んでみて感じているのは、夫婦別姓だからといって不利になったりするということは全くありません。むしろ移住国が夫婦別姓なのでそれが当たり前で誰も疑問に思わないです。
ただ、これは海外に住んでいるからであって、日本で生活する場合は少し違ってくるのかもしれません。
結婚後日本で生活するのか、移住する場合はその国はどうなのかなども考慮して苗字をどうするか考えてみると決めやすいかもしれませんね。
さいごに：国際結婚は苗字が選択できてちょっと得？
現在日本では夫婦別姓が法律上認められていません。
そんな中、国際結婚をした場合は、苗字を選択できるというのはちょっとお得だなと私は感じています。
今のところ私は困った経験などもありませんし、様々な氏名変更の手続きをしなくて済んだので、夫婦別姓を選択してよかったです。
じっくり考えて自分に合った選択ができるといいですね
